『サザエさん』の最終話

長谷川町子による『サザエさん』は国民的な漫画ですね。その最終話に関して、面白い話を友人から聞きました。最終話は、姉妹社という今は無い出版社から出版されました。単行本の68巻目が最終巻で、そのラストに「ひょうりゅう記」というのがあり、それが最終話です。しかし、その後、朝日文庫版では出版されて以来、「ひょうりゅう記」は未収録になっています。未収録になった理由はいろいろあるようですが、ちょっと差別的な表現があったようです。最終話の内容としては、サザエさん一家が乗っていた船が沈没してしまいます。漂流して島に辿り着き、原住民に捕まってしまいます。原住民は人食い人種です。サザエさん一家は、食べられてしまう危機的状況に。そこで、サザエが知恵を働かせて、なんとか命拾いするという内容のようです。原住民が黒人であることが差別に繋がると判断されたのかもしれません。

とにかく、今もテレビのアニメとして愛され、放送が続いている『サザエさん』の一家が、あの家から外へ旅行に出ること自体、新鮮な行動ですね。