小説「サヨナライツカ」

作家の辻仁成さんの小説は、何冊か読みました。いろいろあるなかで、「サヨナライツカ」という小説が、私のお気に入りです。せつない恋愛小説です。泣けます。辻仁成さんの妻であり、女優である中山美穂さんが主演で、映画にもなりました。私は小説を先に読んでいて、その後映画も観たのですが、中山美穂さんが演じる女性は、小説のなかのイメージにとても近かったです。小説も映画もなかなか素敵でした。その「サヨナライツカ」の中にあるセリフで、「人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと、愛したことを思い出すヒトとにわかれる」というのがあります。その言葉が最後まで尾を引いているというか、作品全体のテーマのようにも感じる言葉で、印象に残りました。私は愛されたことを思い出す方ですね。いや、相手によるかな。愛した方を思い出す相手もいますね。片想いだったから、余計にそう思うのかな。旦那の場合は、両想いだったから、どちらにも当てはまるかな。