妊産婦を守る「マタニティーマーク」

「マタニティーマーク」を知っているかどうかの調査が行われたようです。その結果によると、「十分知られていると思う」と「ある程度知られていると思う」を合算すれば、半数を越えています。逆に言うと、それ以外は「あまり知られていないと思う」と「まったく知られていないと思う」になるわけで、トータルで考えれば、十分には行き渡っていないということですね。また、首都圏の方が認知度が高く、関西圏では認知度が低いというデータもあります。「マタニティーマーク」というのはピンク地にお母さんが赤ちゃんを抱っこしているふうなデザインです。妊産婦が交通機関などを利用するときに、見えるように携帯し、周囲の人達の配慮を促すという目的で作られたものです。また、交通機関の他、職場や飲食店、その他の公共機関などでポスターを貼って、妊産婦に優しい環境を作りましょうとアピールしたり。とにかく妊産婦を見かけたら、電車の席を譲るとか、みんながサポートできる社会がいいですね。

古語「かなし」の意味

古文の授業は大嫌いでした。古臭くて、日本語なのにすらすら読めないような大昔の文章をどうして勉強しなければならないのか、疑問でした。現代の日本語ですら、分からないことが多くあるのに、わざわざ古文を勉強する意味がよく分かりませんでした。あるとき、古文の先生が古語の「かなし」の説明をはじめました。いつもは眠くて、先生の話を殆ど聞いてはいないのだけど、「かなし」の話は印象に残りました。古語の「かなし」は悲しいという意味ではなくて、悲しくなるぐらい相手のことが好きだ、愛おしいという切ない気持ちなんだと先生は言いました。その説明を聞いただけで、切ない気持ちになりました。なんと美しい言葉なんだろうと思いました。そのとき私にとっては初めて、古文を勉強する意味が少し分かったように思います。つまり、「悲しい」という現代の言葉は、もともと「切ないくらい好きだ」という語源を持っているということを知っているか、知らないかで、言葉の重みが変わって来ると感じたのでした。

マイケル・ジャクソン

マイケル・ジャクソンは一世を風靡しましたが、晩年は様々な問題を起こし、世間を騒がせました。でも、完全復活して2009年「THIS IS IT」というコンサート・タイトルで50回の公演を予定していましたが、その公演スタートの直前に急逝しました。チケットは全公演、即日完売していました。今もその死は謎に包まれています。亡くなってから、公演に向けてのリハーサル映像をかき集めて編集し、1本のドキュメント映画に。そのタイトルも「THIS IS IT」です。映画館で上映されました。私は観に行かなかったけれど、遅ればせながら最近、その映画を観ました。歌声、ダンス、なにもかも軽やかで、死の予感はありませんでした。一説によると、リハーサルの間もふらふら状態のことが多く、映画として編集された部分だけが元気な姿で、元気ではない部分はすべてカットされているという噂もありますね。1曲が流れる間にマイケルの衣裳が何度も変化します。1曲通して同じ衣裳というのがないから、それが元気な部分だけの映像の根拠になるということです。真相はわかりません。